りゅーの備忘録

ゲームの報告だったり日記的なものだったり。

5+8より7+6の方が好きという話

正直今回の記事は本当に欠片も得るものがない話だと思う。あくまで個人的な感性に基づいた話であるため共感することすら困難かもしれない。

 

この世には四則演算というものがある。言わずもがな加算(=足し算)減算(=引き算)乗算(=掛け算)除算(=割り算)の4つのことを指す。前述通りあくまで個人的な感性であるのだが、同じ結果になる式でも見た目や気持ちの問題でこっちの方が好き!ってなることが割と多い。

例えばタイトルとなっている5+8と7+6。答えはどちらも13であり、ここに異論は特にない。しかし、5+8と7+6を見比べた時に7+6の方が見た目の気持ち悪さだったり、7+6が13になるという違和感だったりのせいで、5+8よりも7+6の方が何となく式として好きである。7+6くん、13どころか15くらい出せる実力あると思うんだ。誰にもわかってくれないと思う気がするけど。

 

それはそうと、割と九九に対しての不満というか文句というか偏見というのは多い部類だと思う。

たとえば7×6。7も6も数としてそこそこ大きいのに掛けると42しかならないのはおかしいと思う。45くらいあっていい。

9×9=81もおかしいと思っている。9×9は九九のラスボスである。ラスボスのくせに90はおろか80台前半である。95くらいあってもおかしくないのではないか?

ちょっと特殊な価値観でいえば7×4=28はしっくりくるのだが、4×7=28はしっくり来ない。4は数少ないグループのボスである。そんなやつが7人も集まっておいて28しかないのはどうなのか。35くらい出す気概を見せて欲しい。

 

また、好きな数式の傾向として気持ち悪い見た目してるけど本質だったり、解き方だったりがそこまで気持ち悪くない数式が割と好みだったりする。高校数学までの範囲で言うなら区分求積法だったりがそれに当たる。

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式だけ見るとなかなか分かりにくいが、積分の本質である面積を求めるというものに着目したもので、数式としてはかなり好きな部類。受験勉強中にこれ使う問題に出会ったらちょっとウキウキしながら解いてた。

他だと大学数学になるが、ミレニアム懸賞問題にもなっているナビエ=ストークス方程式。

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見た目がだいぶいかついが、めちゃ雑に言ってしまえば流体における運動量保存則である。最初の圧は強いが、意味がわかってしまえば流体というややこしいものの運動量がこの式の中で保存されていると考えると好きだなあと大学生の頃思った。

ちなみに、気持ち悪い見た目してて中身もしっかり気持ち悪い式も好きである。たとえば三次方程式の解の公式として知られるカルダノの公式である。

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見てわかる通り、公式の見た目がもうだいぶきちんと気持ち悪い。そして計算もきちんと煩雑で厄介。何となくsin1°を求めたくなったので、この公式を用いて算出したのだが、本当に計算しにくくて困った。この式や四次方程式の解の公式であるフェラーリの公式ほど長ったらしくて汚い公式は1周まわって好き。

逆にシンプルにまとめられた公式は扱いやすいが好みで言うと先述したごちゃごちゃしてる式と比べると好みではない。オイラーの等式などは人気ではあるが自分の好みではない。

 

以上が好きな数式なり九九の不満なりである。恐らく共感してくれる人は少ないと思う。あくまでこんな人もいるんだなあと思う程度でいてくれると幸いである。

参考サイト

区分求積法:区分求積法(基本編) | おいしい数学

ナビエ=ストークス方程式:もっと知りたい! 熱流体解析の基礎28 第3章 流れ:3.6 流れの基礎方程式|投稿一覧

カルダノの公式:三次方程式の解の公式(タルタリア・カルダノの公式)